【10日で気になる白髪対策】上品に明るいヘアカラーに変える提案をしよう!
「10日で白髪が気になるんです」
そうお客様から相談されたらあなたはどう対応しますか?
「白髪だからしょうがないよ」
「ハイライトで目立たなくなりますよ」
いろんなアドバイスがあると思いますが・・
ボクは「上品に明るくしませんか?」と、
アドバイスします。
と言うのも、明るい髪色の方がお客様の白髪ストレスを減らせる『可能性』が高いから。
ハイライトを入れなくてもOKです!
詳しく解説していきますね。
明るい髪色がいい理由
白髪が10日~2週間で気になる方の多くが
7レベル以下の黒い白髪染めをされています。
7レベル以下の髪色は白髪がしっかり染まる分、伸びた白髪が目立ちやすい。
でもいきなり強引に明るくしてしまうと・・
このように根元だけ明るくなってしまいます。
そもそも明るくできないんじゃないの?と思う方も多いかと思います。
確かに普通にカラーをするだけでは
明るくなりません。
これはグレイカラーの残留ティントが明るくなるのをジャマするからです。
でもブリーチを使わず明るくする方法があるんです!
大人の女性のためのダブルカラー
この場合は脱染剤を使います。
脱染剤はブリーチと違い髪の残留ティントを
取り除いて明るくできるんです!
一度、脱染剤で既染部の暗いグレイカラーの色素を取り除き、軽くシャンプー後にメインのカラーをします。
だから大人の女性のためのダブルカラー。
見比べると、3レベルほど明るく変わりました。
*かなり濃い色素の場合は抜けない場合もあるのでその際はブリーチが必要です
*写真のお客様には他サロンでしたハイライトが入っています。ですが全体が暗い中で明るいハイライトが入っていまい、派手で困ってまた違う美容室で暗くしたそう。何が正解なのかわからずお困りでした。
明るくなった!と喜びたいところですがここで!
「この明るさはどうですか?」
と、お客様ともう一度確認が必要。
なぜかというとお客様とあなたのイメージのズレがある場合があるから。
髪がウェットだとお客様はカラーの明るさがよくわかりません。
見える部分だけでもドライして明るさの確認をしましょう!
美容師側が「いい!」と思ってもお客様はNGなことだってあるんです。
Noと言えない方がほとんど。だから言うチャンスをお客様にも提供してくださいね。
OKだったら、メインのカラーをしましょう。
NGであれば、最初の予定より少し落ち着けた仕上がりにするのがベスト。
ボクがお客様によく提案するのは
10レベルの髪色。
- 肌が明るく見えて
- 白髪も目立ちにくく
- 黄色くないから上品!
そんなポイントから10レベルを推奨しています。
具体的な薬剤設定!
でも明るいグレイカラーはどうしたらいいかわからない・・
そう悩んでいる美容師さんも多いです。
なので今回のお客様のケースの薬剤設定を
参考にしてください。
上記のように薬剤を使いました。
よく「グレイカラーを使うのは良くないんでしょうか?」と、美容師さんから相談されます。
結論、グレイカラーでもファッションカラーでもお客様が喜んでいただける方が正解です。
お客様はそこでなく、自分の悩みが軽くなる方を求めています。
自分がいい感じ!と思える髪色にしたいだけです。
ボク自身はナプラナシードのグレイカラーのクイックをすごく良く使います。
時短でしっかり染まり、明るくもできる万能な薬剤ですよ。
まとめ
10日で白髪が気になるお客様には脱染剤を使って大人の女性のためのダブルカラーが必要です。
「でも明るくしたくない!」と言うお客様も中にはいらっしゃるのですが、
『白髪が目立つのと明るくするのはどちらがイヤですか?」と、聞いてみてください。
もちろん明るくしたくない方もいますので、ムリに提案する必要はありません。
ですが明るくすることで白髪ストレスが軽くなって、髪型を変えたい!などポジティブな方向に変わるお客様が多いのも事実。
まずはお客様と対等に
『対話』しましょう。
そして長くお付き合いできる寄り添ったヘアカラーを提案してくださいね。
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