『白髪ぼかし』で白髪が目立たないウソ・ホント
インスタ等でよく見る『白髪ぼかし』という技術があります
- 根元をグレーっぽく染める
- ハイライトを入れる
- 毛先もくすませる
すごくざっくり言うとそんな技術ですが・・
結論!お客様によって『合う合わない』がハッキリ分かれます。
インスタを見たお客様に希望されて
「どうしていいか分からず断った・・」
そんなあなたへ。
一緒に正しい知識でお客様と向き合いましょう!
白髪ぼかしとは?
白髪ぼかしは、根元をアッシュやMTなどでくすませて、白髪と馴染みやすい状態にします。
白髪と黒髪が混ざると、ちょうどグレーっぽくなりますよね?
そこと馴染むようにする技術。そして根元の薬剤のポイントは
低アルカリカラー・ 微アルカリカラーを使う
というのも、アルカリカラーを使うと根元の黒髪があかるくなってしまうから。
*明るくなると茶色くなってしまいますよね
僕の場合ですと、ホーユーのプロマスターピグメントのMT6pを使います。
そして既染部の以前の白髪染めの残留ティントをハイライトで明るくして・・
既染部にもくすみの強いグレーぽく見える髪色を入れて完成。
確かに一番白髪が目立たないのですが・・お客様のタイプによってはNGなことも。
お客様のタイプは2つ!
N G名理由は白髪は目立たないけど顔色が悪く見えるから。
というのも、グレーっぽい髪色にするとくすみ感が強まりますよね。
くすみ感が強い髪色が顔にかかると、肌も元気なく見えます。
肌が元気なくみえると
老けて見えるのです・・
でも、
肌がくすむ髪色 < 白髪ストレス
この場合はOKです。
逆に・・
グレーぽい髪色 > 白髪が目立ってイヤ
この場合に要注意!
- グレーっぽい髪色がOKなお客様
- グレーっぽい髪色がNGなお客様
このポイントをお客様とカウンセリングで共有できていないと、クレームか失客します。
「白髪が目立たなくなる!」と言われてやったのに・・
顔色が悪く老けて見えてしまっては、NGですよね。
実際して違和感を感じたお客様の声
「白髪がギラギラして見える・・」と、新規のお客様からご相談を受けました。
ハイライトをして、白髪ぼかしをされたそうです。
どうしても伸びた部分と既染部を一回で馴染ませるのは難しいのもありますが・・
根元部分が気になってしょうがないそう。
色々お話しして、根元に少し色を入れて修正しました。
薬剤はナプラナシードのN12:N4 2:1 オキシ6%
「え!それじゃ白髪ぼかしの意味ないじゃん!」と、思う方もいるかもしれません。
ですがグレーぽく染めた白髪がギラギラして、そこが気になってしょうがない!というケースもあるのをぜひ覚えておいてください。
明るいグレイカラーのコツはコチラの記事をご覧くださいね。
「白髪染めの褪色した赤みは良くない!」
とあちこちで言われていますが、髪や肌には自然な赤みは本来あるもの。
消しすぎると違和感がでます。
お客様のタイプによって、白髪ぼかしの技術がNGなケースもあるよ!
ということをふまえて、お客様と向き合ったカウンセリングをしてみてくださいね。
まとめ
白髪ぼかしが合うお客様は
とにかく白髪が目立つのがイヤ!他はなんでもOK!
という方限定です。
40代以上のお客様には、NGなこともあるんです。
インスタで流行っているカラーが必要なのでなく、お客様の悩みに向き合った技術だけが正解ではないでしょうか。
これ以上カラーの失敗の事故が起こらないことを祈っています。
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