【白髪に見せない!】脱白髪染めハイライトを正しくお客様に提案するために必要なテクニック
「脱白髪染めハイライトをしたら白髪に見えて、色落ちしたらヤンキーに見えるんです・・」
そう相談してくれて、1時間かけてヘアカラーをしに来てくれたお客様。
この記事では
- どうしてこのヘアカラーはお客様的に失敗なのか?
- カラーした美容師さんが注意するポイントは?
- 担当した美容師さんに必要な技術は?
3点を考察していきます!
①お客様が失敗に感じている理由
お客様が失敗に感じている理由は『思ったより派手なハイライトだから』。
白髪を目立たなくする目的でいれたハイライトが、白髪が目立たないどころかハイライト自体が白髪に見えて困っている
コレでは大人の女性の悩みを
増やしています。
ハデな髪色がお好きなお客様にはOKですが、目立つと困る女性の方が世の中には多いです。
特にこの卒業式シーズンはお子様の大事なイベントだから万全な髪で行きたい!
なのに失敗されてしまった・・
途方にくれている大人の女性が多数います。
②美容師が注意すべきポイント
ポイントは大人の女性に14レベル以上のハイライトは入れてはNG!
そしてグレーやシルバーといった、インスタでよく見るようなギャルっぽい若い女性のような髪色にしてはNGです。
理由はグレーにした部分が
白髪に見えるから。
ハイライトを14レベルに留めておけば、白っぽいグレーにはならないので安心。
薬剤設定が大事ですので
ブリーチ単品でせず、ライトナーと混ぜると抜けすぎず安心です。
リストを参考にしてくださいね。
③この美容師さんに必要なテクニック
ハイライトの入れ方のバランスを見直しましょう。
分け目には表面から入っているのに、バングには入っていないとそこだけ暗く見えてバランスが悪いです。
バングのあるお客様には上記のようにホイルワークをしましょう!
より詳しく書いてある参考記事はコチラ
そして毛先までハイライトを出そうと、内側に1cm以上の太いラインが入っているのもNG!
髪を下ろしている時はいいけど、ハーフアップにしたらヤンキーみたいなメッシュになります。
そうならないために
細く毛先までキレイにハイライトを見せる
バタフライチップを覚えましょう!
動画でもぜひご確認ください⬇︎
まとめ
- お客様の悩みを失敗で増やさない
- 白髪対策のハイライトは14Lvまで!
- バランスよく毛先まで入れるホイルワークを覚えよう
この3つを抑えられたら、このお客様は僕のブログを見て1時間以上かけて20,000以上のカラーをする必要がなかったのです。
お客様が来てくれることは嬉しいのですが、ボクが愛してやまないヘアカラーで泣いている大人の女性がいることの方が悲しい。
でも美容師さんもやり方に迷いがあるコトも知っています。
失敗の考察が、あなたのスキルとお客様に向かう姿勢の変わるきっかけになることを祈っています。
一緒に成長していきましょう!