新生部に使う薬剤を変えるだけ!カラーの材料コストを30%下げる方法
女性の本音キャッチマスター育成人!カラーリスト加邉です。
「メインのカラーはどこを使っていますか?」
と、よく聞かれます。
*きっとカラーリストが何を使っているのか?と興味を持ってくれるんだと思います。
以前はホーユーのプロマスター・ウエラのコレストン・ミルボンのオルディーブ・ロレアルのアルーリアと、美容師なら聞いたことがある薬剤をメインで使用していました。
が!!今は、
特にメインの薬剤はありません。
というのも、新生部にはコレ、毛先の薬剤はお客様の要望によってはコレと、8つのメーカーの薬剤を使い分けるからです。
*他メーカー同士のミックスはしません
お客様の希望を叶えて魅力を発見するカラーであること大前提ですが、薬剤を選ぶ時の決め手は
薬剤の品質&コストバランス!
若いスタッフの方はコストと聞いてもピンとこないかもしれません。
ですが必要のないコストが下がって売り上げが上がり、損益分岐点を超えた余剰分は社員の方のボーナスとして還元されることも。そして
更にお客様も仕上がりに
喜んでいただけるなら!
コストを考えることは、とても大事なことではないでしょうか(^_−)−☆
そもそも美容師が楽しんでヘアカラーをしていないと、お客様のホンネに応えるヘアカラーはできません。
そんなきっかけになれたらなと今回は薬剤のコストについて紹介します!
新生部の薬剤の見直しを!
ヘアカラーの薬剤で、必ず多く量を使うのは、
新生部(根元)の薬剤です!
例えば肩より短いボブのヘアスタイルの場合
根元・・40g
毛先・・30g
使うとします。同じ条件でもグレイカラーの場合、
根元・・60g
毛先・・30g
と、更に新生部に使う塗布量は増えますよね。
*根元・毛先の塗りわけをしない場合でも、ほぼ同様の量を使用するはずです
というのも、お客様と向き合う姿勢の美容室なら長いお付き合いのお客様が増えて、同時にグレイカラーの比率も増えます。
ということは、一人のお客様に平均で使う薬剤の量が増えるということ。
でもファッションカラーとグレイカラーの値段は多くの美容室で同じ金額です。
特に【根元に使用する薬剤のコスト】を考えておくことは、サロンの永続性の大事なポイントではないでしょうか?
そこでボクが使うのはコレ!
ナプラのナシード。通常は1本80gで600yen(税抜)です。
が!こちらに登録すると390yen(税抜)で購入できます。
コスト面でももちろんですが、使用する理由は
- 色の種類が多く要望に応えやすい
- ミックスしても使いやすい
- もちろん毛先に使っても◎!
*毛先の既染部に使用する際はアルカリキャンセルのオキシを推奨します
すごくバランスがいい薬剤です(^_−)−☆
取引先が増えると処理が面倒!と、感じるオーナーさんもいるかとは思いますが、
600yenの薬剤を1回60g使う場合450yen
450yen×100人=45000yen
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390yenの薬剤を1回60g使う場合292yen
292yen×100人=29200yen
15800yenの差が出ます。80gの薬剤26本分の差は大きいのではないでしょうか?
*年間で考えるとその12倍の189600yen
カラーリスト的にも仕上がり・明度彩度のバランスが満足できるカラー剤でオススメです(^_−)−☆
実際に根元はナシードで、毛先はミルボンのアディクシーを使用するケースもボクは多くあります!
根元だけ色が違う風には感じませんよね(^_−)−☆
それでも全体にアディクシーやイルミナを使いたい!という方もいますよね。もちろんOKだと思います。
ですがキャリア18年のカラーリストの目から見ても、仕上がりに大きな差がないことも事実です!
適切な薬剤を使用しよう!
ガラッとサロンの薬剤を変える必要はありませんが、営業中に後輩スタッフがカラーを作るのを見ていて、
- 「カラー剤作りすぎでもったいないないな・・」
- 「やっぱりめっちゃ捨ててるじゃん!」
- 「ムダだけはやめてほしいんだよな」
そう感じていたら薬剤を見直すタイミングかもしれません。
そして、ただコストを下げるのではなく
高品質&コスパのバランスが
いい薬剤であること
そこをクリアできたらより◎ではないでしょうか(^_−)−☆
コレもオススメ!
電動のカラーを混ぜるブレンダーを使用する、とカラー剤が空気を含んで量が増え40g必要だった場合も35gで足りるようになります!
1剤のアルカリと2剤の加水がしっかり混ざるので、頭皮への刺激の緩和にも。
*音がうるさいのだけ難点。笑
サロンで使用するアイテムを適切なものにするだけで無理なくコストダウンが可能です。
あなた・あなたのサロンのスタッフが、より楽しんでヘアカラーをできて、お客様のホンネに応えるヘアカラーができるように!
今回は薬剤のコストについての視点で紹介しました。
よかったら参考にしてくださいね。
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