お客様には理由がある!市販のカラーを使うお客様の本音
美容室の自粛期間中にお客様に市販のヘアカラーをして欲しくない!
『困るんだよな〜』と思いながらも連絡手段もなく、お客様の髪は伸びていく・・・
白髪が気になる世代のお客様が多い美容師さんほど、お困りではないでしょうか?
でも
「どうせ言っても市販のカラーするんだろうな・・」
そう諦めムードの気持ちのあなたへ。
せっかくなので、今の状況をお客様と向き合うきっかけに変えちゃいませんか?
ズバリ、あなたが
変えるべきポイントはカウンセリング!
この記事ではお客様との市販のヘアカラーの本当の問題について解説します。
あなたのして欲しくない理由は?
でもその前にちょっと確認!
美容師が市販のヘアカラーをして欲しくない理由を調べてピックアップしてみました。
あなたはどう思いますか?
美容師から見た市販のカラーがNGな理由
- あとでやりにくくなるから
- 希望の髪色にできなくなるから
- ムラを直すのが大変だから
- 髪が傷むから
なんと!
4番以外は「主語が美容師」なのです。
と言うことは、困るのはお客様ではなく美容師というコト・・・
そう聞いてあなたはどう感じますか?
「市販のカラーしないでくださいね!」と言われた。
言葉の節々に「私が困るから」のニュアンスが見え隠れしてたら!
そりゃお客様も困ると思うんです。
だってガンコなラーメン屋の親父みたいに、自分の都合だけで言ってくるんですもの・・
*アレやめろコレやめろってイヤな人もいますよね
だからこそ、カウンセリングを変えて
視点を変える必要があるんです!
まずは安心してOK!
カラーの金額が1000〜2000のサロンを除いては、
お客様が自粛期間に市販のカラーをする心配はありません。
というのも、美容室で¥6000以上の金額でヘアカラーをしている女性と、
市販のカラーを使うのが当然の女性とは、そもそもの価値観が違うから。
例えば「食費」でも、
「食べ物はいいものを食べよう!」
と考える人と、
「食費は節約できるポイントだ!」
そう考える人もいます。
どちらも間違いでなく、正解です。価値観が違うだけ!
だから美容室でカラーする価値観のある女性が1ヶ月美容室が営業していないからと言って、
市販のカラーをしてしまう可能性は低いということ。
*もちろん数人はいるかもしれません
コレを機会にお客様が市販のカラー派になったのであれば、
ドラッグストアの1,000円以下のカラーと仕上がりが変わらないと判断されただけです。
悲しいですけどそれが実力。その場合は練習すればいいだけです。
カウンセリングで聞きたい1つのこと
少し視点を変えた話をしましょう!
それは、
お客様が市販のカラーをする(しそうな)理由を知っていますか?
と言うのも「市販のヘアカラーをする理由ってなんですか?」
そう聞いてみたコトがある方は、実は少ないのではないでしょうか。
多くの答えが「白髪が気になるからに決まってるじゃない!」です。
そうなんですよね。想定どおり。笑
で!ここからが重要です。
「白髪が見えるとどう見られるのがイヤですか?」
と、ちょっとしつこくお客様に愛を持って聞いてみませんか?
実はその先にお客様の本音がチラリと見えるコトが多いんです!
市販のカラーをするお客様の本音
- 白髪が見えると、老けて見えるからイヤ
- 白髪が見えると、疲れて見える気がしてイヤ
- 白髪が見えると、ちゃんとしていない人みたいでイヤ
そう、お客様は白髪がイヤと言っていますが、実は違うんです。
その先のことを気にしているんです!
*必ず語尾イヤイヤイヤと付きます。当然ですが・・
でもコレ!カラー提案のヒントになりませんか?
- 老けて見える➡︎じゃあ明るくしたらイイかも?
- 疲れて見える➡︎それなら暖色に変えてもイイかも?
- ちゃんとしていない➡︎むしろスタイリングを変えるとイイかも?
提案・答えが全然変わると思いません?
こうなると「それなら・・」と、話が自然と進みます。
『Yes』も『No』もあっていイイ!
ココで一つ注意点は、カンペキな提案だ!とあなたが思ってもお客様のタイミングに合わないとNG。
例えば
「ものすごく今日はラーメンが食べたいんだけど、やめておこう・・」
あなたもそんな経験が一度はあるのではないでしょうか?笑
タイミングって大事です。
ピタッと合えば、いきなり高額な買い物をしてしまう時もありますよね。
充分に本音を聞き出せてたらお客様に選択肢を掲示するだけでもOKです!
市販のカラーをしないためには?
「しないでください」と言っても、する・しないはお客様の自由。
でも、
しない方がいい『理由』
+
お客様の実はこうしたい!という『本音』
ココがガッチリ合う場合なら、お客様もガマンしようかなと思うかもしれません。
だって希望と逆のことを自らの手でしてしまうのですから・・
だから!カウンセリングを変えるべきなのです。
ヘアカラーの仕上がりはめちゃ重要。
でも、その仕上がりにしたいお客様の気持ちの方がもっと重要!
お客様が表面上の行動では「市販のカラーをしてしまう」場合もありますが
本音はただキレイにいたいだけ。
そのキレイの方向がどっちなのか!?
カウンセリングで理由を聞く必要があると思いませんか。
まとめ!
市販のカラーをしないでほしい!その理由の主語はお客様か?美容師か?
ぜひあなたのサロンでも確認してみてください。
あなたの希望を押し付けていませんか?
お客様のサインをスルーしていませんか?
最後はお客様の自由です。
でももしお互いがすれ違っているのであれば一度カウンセリングを見直すことをオススメします!
それが原因で、あなたの気持ちがお客様にスーッと伝わっていない可能性が高いですよ。
セミナーでも定期的にカウンセリングをテーマにしてお話ししていますので、
ZOOMのセミナーにも気軽に参加してくださいね。
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