【失敗しないヘアカラー】引き算で考える寒色の髪色の成功術
ヘアカラーの色の種類は大きく分けて3種類です。
- アッシュ・マットなどの寒色系
- レッド・オレンジなどの暖色系
- ブラウンのナチュラル系
今回は寒色系のヘアカラーをするときの
イメージ方法をお伝えします。
結論から言うと、
寒色系は引き算!
です。
このイメージができたら、ヘアカラーをし始めでも成長がとにかく早くなる!
早速始めていきましょう。
寒色の髪色のメリット
どうして寒色が引き算なのか?それは
髪の赤みを抑えるから。
少し詳しくいうと、髪のメラニン色素の赤っぽい色を目立たなくしてくれる効果。
AFTERの髪色の方が少し髪がソフトな質感に見えませんか?
メラニンの赤み=髪が硬く見える原因。
だから欧米人の髪には赤みが少ないのでフワッと見えますよね!
新生部・既染部をキレイに馴染ませるコツ
大事なポイントがあります。
実際にお客様のカラーをする場合は、
こんな分にアンダーレベルが違うことがほとんど。
一つの薬剤でカンタンに繋がったら嬉しいのですがそうはいきません。
カラーを勉強し始めの方にはイメージしにくいかと思うので、説明していきますね!
1つの薬剤ではキレイに仕上がらない!
仮にお客様がアッシュ系のカラーをご希望されたとします。
こんな髪色にしたい!
「じゃあアッシュ系の薬剤を使えば
いいんでしょう?」
もちろんそうなのですが、実は落とし穴があるのです。
使用薬剤はA8
2つの青い丸がこの薬剤の色み。
この1種類の薬剤で、新生部から既染部までカラーしたとします。
お客様の髪のアンダーレベル(カラーする前のレベルのこと)は
- 新生部(根元)➡︎5Lv
- 既染部(カラーしてあるところ)➡︎10Lv
です。
明るい既染部の方が、元々あった髪のメラニンが
少なくなっています。
A8の仕上がりイメージ
新生部にメラニンが多く、既染部に少ない状態
コレでは色の発色がズレてしまいます。
コレではアッシュ系にはなったけどムラのある仕上がり。
色持ちも悪く、何より染め上がりからキレイとは言えません。
色のバランスを調整に使えるN系
ここで重要なのは
新生部と既染部の薬剤を調整すること!
今回はシンプルにN(ナチュラル系)でアッシュを薄める方法です。
暖色にする場合のやり方はこちらから!
新生部:A8
既染部:N8:A8 1:1
と、分けた場合の仕上がりは・・
Nがメラニンの役割をしてくれるので
ちょうどよく仕上がります!
結果、境目が目立たずキレイに仕上がります。
必ず薬剤を変えて塗り分けよう
オススメポイント①
弱い薬剤を使ったりすればダメージを
かなり軽減でき、色持ちもUPします。
オススメポイント②
髪を傷ませたいお客様はいません。
ですが塗り分けを面倒だからといってしない美容師さんも実はかなり多いのです。
薬剤の調整だけならコストは同じ!
変わるのは考え方と手間だけ。
ぜひカウンセリングでお客様の本音を聞いて、やり方を変えてくれる人が増えたら嬉しいです。
オススメポイント③
足の速い人と遅い人を一緒にスタートさせたら
ゴールの時間はズレますよね!
それと同じで、ヘアカラーには調整が超大事。
足が遅い人はハンデがあれば、速い人と同着ゴールが可能。
そんなイメージでチャレンジしてくださいね。
まとめ
寒色カラーの成功の秘訣は引き算!
今回はNを混ぜて調整する超基本なやり方で紹介しました。
慣れてきたら違う色で調整すると、あなたの個性を発揮できるはずです。
メーカーや薬剤の番号によって色味のパワーは
変わります。
ぜひ今回紹介したイメージでヘアカラーをして
お客様に喜んでもらってくださいね。
⬆︎動画でも説明しています!ぜひご覧ください。⬆︎
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