白髪染めを使わない?ファッションカラーで白髪を染める3つのメリット
グレイカラーの専用の薬剤を使わなくても、白髪を染めることは可能です。
でも「別にグレイカラーを使えばいいんじゃない?」と思いませんか?
先に結論をいってしまうと、黒っぽいグレイカラーのお客様がほとんどなら必要ありません。
ですがファッションカラーを使うメリットも!今回は3つ紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。
白髪染めを使わない薬剤設定
あなたのサロンにカラーチャートがありますよね!
その白髪に染めた毛束の色を見てください。
コレは100%白髪にカラーすると仕上がる色の目安。
だから!ファッションカラーでも染まります!ですが、お客様で白髪100%の方はいませんよね。
なので明るい色と濃い色をミックスして使います。
「えっ!?難しそう・・」と思ったあなたも、ボクの紹介するテンプレートを使ってください。
3:1以上になるとグレイはしっかり染まりません。
ミックスでイメージがつきにくい場合は、下記の通り色素量(8Lvのアッシュ的な)を計算するとわかりやすいですよ!
上記の薬剤設定なら8レベルのグレイカラーと同等の色素量ということ。
こう調整をするとカンタンではないでしょうか。
次はファッションカラーで白髪を染めるメリットを3つ紹介します。
メリット①赤くなりにくい
赤くなって濁った色になるのはグレイカラーの染料が原因。
というのも、グレイカラーの染料には白髪がしっかり染まるよう入っている染料があるのですが、コレが赤っぽく色が出やすい。
キレイな赤ならいいですが、濁ったイヤな赤なんです・・
ファッションカラーでグレイを染めると、やり方にもよりますが赤く出にくくできます。
時間が経ってもいい感じをキープできるのでお客様にもメリットが大きいです!
メリット②明るい白髪染めが可能
というのもグレイカラーの薬剤は8レベルくらいが一番明るくなっています。
ですがこのやり方を慣れると、
グレイカラーのラインナップにはない明るさに仕上げることも可能です。
ちなみにNを使うと一番明るく仕上がります。
アッシュ等の寒色だと暗く感じますので、最初は上記の設定にアクセントカラーを10%プラスして色味を調整すると失敗がありません。
メリット③ブリーチで抜けやすい
ハイライトやデザインカラーをする時にブリーチを使っても、濃いグレイカラーの染料が残っていると『そこだけ』明るくなりません。
そうするとハイライトが『ムラ』になって仕上がったり、イメージ通りのコントロールができません。
ボク自身もグレイカラー・ファッションカラーも両方使います。
どちらがいい!ということでなく、用途に合わせてチョイスするのがオススメです。
まとめ
いつもグレイカラーしか使っていない!という方がいたら、この機会にファッションカラーで白髪染めをしてみてください。
明るさのバリエーションが増えるだけで、お客様に提案できる幅が変わります!
ご注意いただきたいのは、7レベル以下のグレイカラーをしていたお客様にいきなり明るい薬剤設定をすると、根元だけ明るくネモカンして失敗します。
あなたのお客様により喜んでもらえるヘアカラーのヒントになったら嬉しいです。
ぜひチャレンジして見てくださいね。
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