【失敗しない薬剤設定】10レベル以上の明るさのグレイカラーのリタッチのコツ!
写真のような10レベル以上の明るさのグレイカラーのリタッチのコツは
上記リストの通りです。
*グレイの比率が多い場合は設定を1下げればOK
というのも、グレイカラー専用の薬剤では9レベル以上に仕上げることができません。
(髪質によって可能な場合もあります)
そこで必要なのが高いレベルの薬剤と濃い色のミックス。
「でも調整が難しくて失敗が怖い!」
そんな不安がある方へ。
3つの注意点を読んでからぜひお試しください。
カンタンに明るいグレイカラーが可能です。
①既染部より1レベル下げる
全体を11レベルに仕上げるなら、新生部は10レベルに設定します。
理由は根元の方が毛量が多く既染部に合わせようとしすぎると根元だけ明るくなって失敗するからです。
根元に100本の髪があり、毛先はカットで軽くなっているので70本とします。
例えば100個のライトとつけるのと70個のライトをつけるならどちらが明るいでしょうか?
もちろん100個ですよね。
明るくしたいけどムラになってはNG!
Point!→根元は1レベル下げた設定にしよう
②1剤が『45g』の塗布量が目安!
どんなに的確な薬剤設定をしても塗布量が違ってはキレイに染まりません。
1剤が45gあればほとんどのケースで対応できます。
(毛量が超多い場合を除く)
塗布後時間は15分から20分。
ただオキシを2倍入れる薬剤を使うので、お客様が刺激を感じるかもしれません。
必ずヘアカラーのお客様には、頭皮の保護用のオイルを塗布してください。
*ハケも柔らかいものがおすすめ!
というのも「ピリピリしませんか?」とお客様に伺ってもほとんどのお客様が「大丈夫です」と言ってくれます。
ここでの注意点は『ピリピリするけど大丈夫』という方も多いコト。
ガマンが普通の方もいらっしゃるので・・ボクはヘアカラーのお客様全員に必ず保護オイルを使用します。
(アリミノのスキャルプオイルが頭皮につけやすくずっと愛用しています)
Point→1剤45gの塗布量を目安に。保護オイルは必ずつけよう
③染まり具合のOKラインを必ず確認!
「超黒く染まっていないとイヤ」
「なんとなく目立たなければOK」
白髪に対する価値観もお客様の数だけ違います。
ここで重要なのが「明るくグレイを染めたい」のが美容師なのかお客様なのか!?です。
例えば美容師が新しい薬剤を試したいと思っていても、失敗したくないからいつもと同じでいいお客様にはNG。
なのでボクはお客様の「染まり度合いがどこまでOKか?」を一緒にカウンセリングで考えます。
暗く染める
→目立たないが1ヶ月後超目立つ
明るく染める
→染まりは浅いが1ヶ月後に目立ちにくい
『伸びる』のはしょうがない。
ただ1cm伸びた後にどうなっていたいか?が、お客様には重要です。
いろいろお話しして、明るくしていくケースも多いです。
すぐ明るく変えていきたいお客様の場合は、毛先の白髪染めを一度『脱染』が必要!
その際に使う薬剤は
こちらの記事を参考にしてください。
40代以上の大人の女性のお客様には、9レベル以上の明るさが肌が明るくキレイに見えるのでオススメですよ。
Point!→カウンセリングでお客様と向き合ってみよう!
まとめ
- 根元は1レベル下げた設定にしよう
- 1剤45gの塗布量を目安に。保護オイルは必ずつけよう
- カウンセリングでお客様と向き合ってみよう!
この3点をボクは超大事にしています。
どんな技術も合わないお客様には合いません。
ボクが世界一おいしいと思っているカレーも、誰もがおいしいわけではないのです。
ですがお客様の気持ちに寄り添った提案で、明るい白髪染めができたら・・
お互いがハッピーですよね。
ぜひ主語がお客様の提案を!
明るいグレイカラーをお客様と一緒に楽しみましょう。
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