誰でもできる!カラーが苦手なスタッフに伝えたい3つのこと。
「いや〜ヘアカラーって難しいですね」
部下がこんなことを言っていたら・・先輩であり指導者のあなたはどんな気分でしょうか?
「教えてる自分の前でそんなこと言う!?」
でしょうか。
それとも「どこが不安なんだろう・・」
かもしれません。
カラーリストであるボクだったら、こう答えます。
いや、ヘアカラーを誰よりも愛しているからこそ、言わせてください。
「え?カンタンだよ。」と。
そんなの専門家だから当然じゃん!と思うかもですが、ざっくり言うと本当にカンタンなのです。
と言うのも「難しい・・」と不安なのは、
実は薬剤を決めていく順番をしらないだけ。
もしあなたの部下にカラー苦手派のスタッフがいたら、今回紹介する3つのポイントを伝えてみてください。
単純に情報が多すぎて部下は困っています。
部下が30ページある説明書を読む気にならないのであれば、まずは3つのポイントだけでOK。
ぜひ伝えてください!
面積の広いところから決める
2枚の写真を見て、新生部と既染部はどちらの面積が広いでしょうか?
多くの場合が2〜3cm新生部が伸びてプリンを気にしてカラーをされるはず。
だから!
薬剤設定は『既染部』から決めます。
*もちろん決めていくのはどこからでもいいのですが、カラーを勉強し始めのスタッフには明確な方が本人が安心です。
その後に新生部の設定をする。カンタンですね!
Point!→面積の広い既染部から薬剤を決めよう
髪質は硬い?柔らかい?
次に気にするのはお客様の『髪質』。
理由は髪質によって明るくなりやすい・なりにくいの差が出るから。
料理に例えると、火の入りやすい食材なのか?
入りにくい素材なのか?と同じです。
玉ねぎよりは、人参の方が火が入りやすい。
火の入りやすい食材を先に炒めてしまったら、
クタクタにってしまう。そんなイメージでOK!
髪質チェックをするポイントはこめかみの髪。
ココが『明るいかどうか?』を見ること。
こめかみの髪は例外なく細い髪です。
細い部分が周りよりも明るいなら明るくなりやすい髪質の可能性が高い!
逆にこめかみの髪が黒々していたら、明るくなりにくい髪質かもしれません。
*例外もあります
Point!→こめかみの髪で髪質チェック!
カラーの比率はお味噌汁と同じである
カラーの薬剤設定は、いくらでも複雑風にできます。
美容師さんのインスタを見ていて、心からボクはそう思ってます。
そしてそんな風にできるようになりたい!と、思う人がいる反面
「こんなの見てたらカラーが難しい&イヤになって当然だわ!」とも思います。笑
アレコレたくさんの情報はいったん置いておいて、
最初はN(ナチュラル)を軸に考えましょう!
お味噌汁に例えるとNは『お出汁』・お客様の希望の色が『お味噌』だとします。
通常の感覚なら・・・
出汁の量が多くないと、しょっぱくて失敗します。
なのでN:希望色
2:1からスタートするのが安心。
2:1は程よく色味が出る色の濃さ。
逆に透明感を出す。強く色を出す場合は、お味噌の量を増やさないとダメですね。
お客様がかなり濃い目がご希望なら、もう味噌単品かもっと濃い味噌が必要かもしれない。
*あくまでイメージでお願いしますね。笑
そんなふうに色の濃さを調整するイメージでOKなのです。
Point!→お出汁(N)と味噌(希望色)は2:1から考える!
まとめ
- 面積の広い既染部から薬剤設定する
- 髪質はこめかみの髪をチェック
- 色の比率はお味噌汁で考える
薬剤の決める順番は、これでOK!
これだけでも、カラーが考えやすくなりませんか?
決める順番に当てはめていくだけ。
大成功はしないかもですが、
失敗しないカラーは確実にできます。
「イヤイヤ失敗しないとわからないこともあるじゃん!」そう思う先輩もいるでしょう。
でも必要ない失敗経験よりも、成功体験の方がよっぽどスタッフの育成スピードを早めます。
まずは出始めでコケないこと。
マリオカートでもそうでははいでしょうか・・
あなたのサロンの教育のヒントになったら嬉しい!
でも何よりカラーが苦手な人が一人でもいなくなって欲しい。
カラーが人が苦手な美容師さんがいると、お客様が困ります。
でも実は何より重要なのはカウンセリング・・
だって今回紹介した内容は、カウンセリングなしでは使いどころがないのですから。
お客様の気持ちを最優先に!ぜひ薬剤設定の参考にしてくださいね。
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