カラーを勉強する時の最初の落とし穴!トーンダウンのコツを覚えよう
『0から始める髪色レッスン』は新卒で春から美容室に入社する方・結婚出産などブランクがあり仕事に不安のある方へ向けての内容です。
ヘアカラーのトーンアップはカンタンです。
というのも、髪質によって誤差は出ますが『薬剤の番号が明るくなる目安』だからです。
ヘアカラーで最初に戸惑うのが『トーンダウン』!
3つポイントをカラーリストから紹介させてください。
*このポイントを営業中のお客様を見てイメージしておくと、成長がめちゃ早くなりますよ!
①レベルスケールでアンダーレベルを確認!
レベルスケールとは髪の明るさの目安
アンダーレベルとは
お客様の『既染部』の明るさのこと。
15段階ではなく、20段階がオススメ。
*ボクの記事は全て20段階の表記になっています
例えば病院で症状を説明できないと対処のしようがないですよね。
それと一緒で、アンダーレベルが分からないとカラーは100%失敗します。
だってノドが痛い人に整腸剤を処方しても治りませんよね・・
Point!→レベルスケールをまず!覚えよう
②リストで必要な色素量を確認!
トーンダウンはこのリスト通りやれば失敗知らず!
赤く囲った部分が薬剤の番号です。この場合『8』なので、
N8を使うと、2レベル暗くなる。と言うことです。
ですが「じゃあ8レベルの髪に8レベルの薬剤を使ったら、2レベル下がるから6レベルになるの?」
そう思いませんか?
残念ですが、8レベルの薬剤には『8レベルの濃さ』しかないので、それ以上暗くはなりません。
Point!→トーンダウンのリストも覚えよう!
③トーンダウンの計算方法
お客様のご希望で、コレくらい暗くしたい。
例えばこんな場合はどうすればいいでしょうか?
4レベル暗くしたい。でもリストには・・
トーンダウンのところに4がない!
その場合は薬剤を混ぜて調整します。
7と6を1:1で混ぜたらOKです。
なんとなく、どの番号を使えばいいか?!が分かったでしょうか。
色みの調整など、細かいことはいろいろあるのですが・・
まずはトーンダウンのコントロールを覚えることが必須!
暗くするときには、コレくらいの番号の色の濃さが必要です!と言う目安を覚えてくださいね。
Point!→リストにない番号はミックスして調整しよう!
まとめ
カラーでトーンダウンする時の薬剤は
リストを見て決めましょう。
レベルスケールを髪に当てて確認、よーく見て覚えましょう!
色みや彩度などもっと細かい部分もありますが、
何より最初は明度のコントロールが必要です。
「あのお客様の毛先は10レベルだから、N7を使って3レベル暗くするんだな・・」
そんな風に見れたら、サロンワーク中にもあなたの経験値が勝手に上がると思いませんか?
先輩に質問もしやすいですよね。
早く成長したい気持ちもあるかと思いますが、一歩づつでOKです。
2段飛ばしでやって失敗されて困るのはあなたのモデルさんやお客様。
お客様のために、一緒にキホンを大事にしていきましょう!