【既染部の塗布】ヘアカラーリストがウェット塗布をおすすめする3つの理由
美容師さんによって、塗布の仕方は様々。
ボクは既染部をほとんどのケースでウェット塗布します
- 新生部をまず塗布
- スプレイヤーで既染部を濡らして塗布
ウェット具合はシャンプー後にタオルドライしたくらいが目安です。
ウェット塗布をおすすめする理由は3つあります!
- 髪に薬剤が馴染みやすい
- 引っかかりにくい
- 塗布量も少なくてOK
何より大事なのは、塗布の際にお客様にストレスがないことではないでしょうか。
理由① 馴染みやすく時短!
発色が早い薬剤を使った時などは塗布の時間差が致命的な影響が出ることもあります。
ロングのお客様のカラー塗布は時間がかかります。
滴らない程度にウェットにすると、薬剤がググッと馴染みやすく変わります。
なのでカラーの塗布の時間自体が短くできるんです!
「でもそれじゃ染まりが悪くなるんじゃないの?」そう思いませんか?
なので若干薬剤設定を濃くしています。
塗りやすく時短!でも色落ちが早いでは、お客様にメリットはありません・・
仕上がりはもちろん、お客様にもメリットがあるのが馴染みやすい状態にすることです。
理由②引っかかりにくい
ドライの状態の髪にカラー剤を塗布して、コーミングするときにお客様の頭が動いていませんか・・・?
コームのテンションをかけるのはもちろんNGですし、ハケの動きに合わせて頭が動いてはお客様のストレスです!
- ダメージがある
- 毛量が多い
- 髪が長い
そんな場合は特にウェットでの塗布がポイント!
ヘアカラーの理想の塗布は
- しみない
- 頭が動かない
- 疲れない
この3点が大事です。
理由③ 塗布量が少なくて済む
これは薬剤をケチりましょう!という話ではなく、ムダを省きましょう!ということです。
というのもカラーの材料費は美容室の中で1番の多く使いますよね。
コスト度外視!というのも聞こえがいいですが、経営を圧迫してしまってはNG。
適正な材料費はお客様からいただく金額の10%以内。
一度、お客様一人当たりの材料費を計算してみてください!
大事なのでもう一度言いますが、ケチるのでなくムダを省く。ココが重要!
まとめ
- 髪に薬剤が馴染みやすい
- 引っかかりにくい
- 塗布量も少なくてOK
既染部をウェットでしてほしい3つの理由を解説しました。
最後に愛用しているベンリなアイテムを紹介します。
AIVILのスプレイヤーは
- 黒だからカラーの汚れも目立たない
- 細かい粒子で水が垂れにくい
- 出続けるのでスピーディー
そんな理由で3年以上愛用しています。(年1で出が悪くなって買い替えていますが・・)
いつもドライで全体をカラー塗布している方がいたら、お客様にも美容師にもメリットの大きい既染部のウェット塗布をぜひお試しくださいね。
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