【ちょっとした即戦力!】入社前にカラー剤の作り方の計算を練習しておきませんか?
『0から始める髪色レッスン』は新卒で春から美容室に入社する方・結婚出産などブランクがあり仕事に不安のある方へ向けての内容です。
ヘアカラーの作り方の計算方法は慣れたらカンタンですが、最初は緊張するもの。
まず計算の仕方から改めてご紹介します。
例えばこの薬剤を作ります。
①最初に比率を足し算します
②総g数の50gを①で計算した5で割り10になりました
この10が比率の1のg数です
1=10だから、4だと40です
カップに6NBを40g、4NBを10g。
2剤を6%で50g入れて完成!
入社後にいきなり「できるでしょ?」と頼まれるかもしれません。
計算の仕方は覚えておきましょう!
いくつかパターンを紹介するので、ぜひ考えて答えてみてください。
OXを2倍入れるケース
メーカーにもよりますが12Lv以上の薬剤は明るくするパワーが強いためOXを2倍入れます。
車のエンジンと同じで、スピードの出るスポーツカーにはガソリンが多く必要なのと一緒です。
①比率の1:1を1+1=2と計算
②50gを2で割ると25
③比率の1=25g
④N12=25g A12=25g OX6%=100g
OXを増やすのを忘れないように!
OX2倍と等倍がミックスされてるケース
先ほどの場合はどちらもOXを2倍入れる計算でしたが、こんなケースもあります。
①比率の1:1を1+1=2と計算
②50gを2で割ると25
③比率の1=25g
④N12=25g A12=25g OX6%=75g
N12分のみOXを増やす!
最初はよくわからなくなるかもですが、冷静にみましょう。
よくよくみたら、カンタンですよ。
応用編
ヘアカラーは新生部(根元)と既染部(毛先)を塗り分けます。
なぜかと言うと、状態が違うので同じ薬剤ではキレイに仕上がらないからです。
【左が新生部の薬剤】
①比率の3:2を3+2=5と計算
②45gを5で割ると9
③比率の1=9g
④N12=3×9=27g N4=2×9=18g OX6%=72g
*N12分だけOXを2倍にするのを忘れずに!
【右が既染部の薬剤】
①比率の9:1を9+1=10と計算
②20gを10で割ると2
③比率の1=2g
④N8=9×2=18g V6=1×2=2g OX3%=20g
まとめ
上達のコツはズバリ慣れ。
そして慣れるためには数をこなす必要があります。
最初は時間がかかってもOKです。ですが早くできた方がスタイリストも助かるし、何よりお客様が『余計な待ち時間』を過ごさなくてよくなります。
あなたが入社早々、薬剤を作れると言うことは、お客様の満足度に直結します。
最初は「うーん」と悩むかもですが、早く慎重に。
計算で困らないよう準備しておきましょうね。
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