【保存版】入社してから困らない!ヘアカラーの薬剤の作り方&計算方法
「わかりました!!」
と、元気な返事をした後輩アシスタントA君。
先輩アシスタントであるボクがA君にお願いしたのはそう、カラー剤を追加で作ってきてもらうこと。
忙しい営業中。次のお客様がもうすでに待っている。
しかし!!カラーのお客様に塗っている最中に、ボクはカラー剤が足りなくなることに気がついた。
自分で行くと、約2分の時間のロス。
このタイミングでの2分は、朝の忙しい準備の時間と等しく失うと凹む・・。
だから今まさに、先を読み後輩に早めに指示を出したつもりだった。
そんな気持ちを嘲笑うかの如く、A君は待てども待てども、ムムム・・・元気な返事の割に戻ってこない。
しびれを切らしてカラーの薬剤のあるバックルームに戻ると、
「センパイ!カラーの薬剤って、
どうやって作るんでしたっけ?」
「知らなかったんか〜い!!」と落胆のあまり、ボクはカラーのカップをお気に入りのスニーカーに落とし汚してしまった・・・・
コレはどこの美容室にもあることではないでしょうか?もちろんボク自身も、どちらの立場でも経験がアリ・・笑
*スニーカーの件は特に凹みます
この記事では、
カラーの薬剤の
作り方&計算方法
早くスマートに仕事を進めるのは、コレからカラーの勉強を始めるあなたに必須のスキル。
だって!早く作れたら、
- お客様を待たせず早く仕上げられる
- 予約表通りにスムーズにすすむ
- スタイリストからすると地味にめちゃ助かる
- 早く仕事ができるととにかくカッコイイ
カンタンでですごく大切なコト。早速始めていきましょう
薬剤のキホンの作り方
冒頭のエピソードの重要ポイントは
センパイ➡︎「早く作ってきて!」
アシスタント➡︎「ど・・どうやるの!?」
オドオド・・
お互い困っていること。
結果「まだなの・・?」と、お客様をお待たせしてしまい、サロンワークの流れがストップ。
サロンの流れを止めてしまうアシスタントは、友達の恋愛を「協力するよ!」と言いながらジャマしてしまうようなもの・・悪気がなくてもNGですよね。
だから作り方・計算の仕方を紹介します。
薬剤をカルテに書いてあるはずです。
(場合によっては口頭で指示されるかもしれません)
図のように、使う薬剤が一つなら特にカンタン!
カラーカップに
・使う薬剤(A8)を40g入れる
・2液も同量の40g入れて混ぜる
で終了!
注意点:作る量が40gだから1剤が20 g・2液20 gの総量と思いきや、1剤の量を40gで作ります。なのでカップの中身はトータル80g
使う薬剤が単品(1種類)ならこの通り。
*明るくする薬剤の場合、2液を2倍入れるものもあります!
ミックスの場合の計算のコツ!
何種類も混ぜて作る場合は、コツが必要!
コツさえ知れば問題ナシ!
2パターン紹介します。
<パターン1>
N8とA8という2種類を混ぜて作るケース。
↑オレンジで囲った数字が重要です!
<計算方法>
① 比率の総数を足して計算すると、「2」
② 総量の40gを2で割り算します。すると、「20」
この「20」 が、比率の「1」に入る数字!
なので20 gと20 g。1剤がトータル40gの薬剤を作り、同量の2剤を入れたらカンペキです。
<パターン2>
なんか増えた・・と、ビビる必要はなく
計算方法は同じ!
① 比率の数字を足す
② ①の数を総g数から割り算
10が比率の「1」に入ります。「2」になるN8だけ10×2で20 g。
他の薬剤は10gづつ入れる。
これでOKです!
まとめ
このコトを入社前に知っておけば、
「カラー剤作ってくれる?」
と、急に言われても安心な気がしませんか?
あと、これから入社のスタッフに
「毎回教えるのは面倒・・」
そんな教育担当のあなたも、この記事を見せたらカンタンではないでしょうか。
よくある失敗の『プラス10%足す計算の仕方』の記事もご参考ください!
ぜひサロン・あなたの成長に役立ててくださいね。
カラーの薬剤設定のやり方を知りたい方へ⬇︎
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