【暗くならない!】既染部の『白髪の浮き』を染める方法
「明るく白髪染めをしていると、既染部の白髪のキラキラする浮きが気になるんだよな・・」
サロンワークでそう感じていませんか?
- しっかり染めようとすると暗くなる
- 明度をキープすると染まらない
写真を見てどうでしょうか?目立たなくなっているのに暗くなっていないですよね。
あなたのジレンマを解決する方法を、この記事では伝授します!
毛先のグレイを染めるならコレがいい!
ヘアカラーリストとして実際にサロンワークで実践しているのは
この設定です。
8NBはグレイカラーの薬剤。(ナプラのナシードを愛用)
寒色や暖色に色を調整する場合は、アクセントカラーを10%足しています。
どうしてこの薬剤設定にたどり着いたかと言いますと・・・
例えば暗くしたくないから9レベルの薬剤を使おう!とやってみた。
でもN9では・・毛先の白髪の浮きはカバーできないんです。
理由は染料が薄いから。
でもグレイカラーの8レベルを既染部に塗ってしまうと、暗くなります。
コレはグレイカラーの8はファッションカラーの8よりも染料が濃いからです。
そこで!グレイカラーの8NBをクリアで薄めて調整します。
濃い色を薄めてちょうどよくするイメージです。
「N9より色が薄いじゃん!」と思うかもしれませんが、濃いものを薄めるのと、最初から薄いものを使うのでは仕上がりがかなり変わります。
ただ注意してほしいのは、既染部の白髪が超しっかり染まる!というわけでなく、目立たない程度の染まりです。
お客様がどれくらい気にしているのか?はぜひカウンセリングの時にしっかりご確認くださいね。
オキシは3%でOK!
既染部とはいえ、白髪を染めたいから6%?と迷うかもですが、明るくはしないのでオキシは3%でOK。
「既染部の白髪を染めたい!」と意気込んで毎月のように既染部にオキシ6%でカラーしていたら、白髪の浮きは気にならくてもダメージが必ず気になるはずです。
*悩みを減らして増やしてを繰り返すのはNGですよね。
オキシの使い方は多様化していますが、
- 明るくするときは6%
- 暗くする・色を入れるだけの時は3%(2%)
考え方はシンプルでOKですよ。
まとめ
既染部のキラキラ気になる白髪の浮きには・・
この設定でチャレンジしてみてください。
*髪質によって1:2で使う場合もあります。
「こういう時どうすればいいのかな・・」と迷っていたあなたの参考になれたら嬉しいです!
あなたが自信を持って提案できたら、お客様も安心ですよね。
より信頼関係の深まるヘアカラー提案のきっかけにしてください。
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