なぜデキる人は『根元の薬剤設定』を失敗しないのか?
お客様の髪を仕上げているときに・・
「わ・・上だけ明るくなっちゃった・・」
そう冷や汗をかいた経験はありませんか?
もしそうなってしまったら・・
お客様に説明してすぐ直しましょう!
断言しますと、感覚で仕事をするから、
失敗します。
この記事ではカラーがニガテな方へ、失敗しないポイントを3つ紹介します。
①根元が何cm伸びているかチェック!
とてもカンタンなことですが、チョー大事です。
というのも、根元の伸び具合で薬剤設定を変えなきゃだから。
3cm以内であれば既染部との段差ができにくいですが、4cm以上になると突然段差ができやすくなります。
まず、お客様の根元は何cm伸びているか!?を要確認です。
②3cm以内なら1レベル下げよう
根元の伸びが『3cm以内』の場合は
仕上がり目標よりも1レベル暗くします。
こうすることで、ファッションカラーでもグレイカラーでも根元だけ明るくなる失敗をしなくなります。
なぜ1レベル下げるかと言いますと・・
『毛先』よりも『根元』の毛量が多いから
例えば100本の電球と70本の電球なら・・
100本の電球の方が明るく見えますよね。
それと同じで、根元の設定はちょっと下げないとNGなのです!
③4cm以上伸びていたら注意!
4cm以上根元が伸びていたら・・
1レベル下げずに仕上がりのレベルと
同じ番号の薬剤を使います
「さっきと言ってること違うじゃん!」と、思いませんか・・?
でも4cm以上根元が伸びていると、状況が変わるんです!
それは、
毛先の既染部とつながりにくくなるから
4ヶ月以上経った根元と毛先の『境目』は、ギザギザになっています。
なので1レベル下げてしまうと、
この部分がつながりません
根元が明るいネモカンではなく、根元が暗いネモ暗に・・・
そうならないように、根元の地毛が4cm以上伸びていたら、1レベル下げなくてOK!
仕上がりのレベルと同じ番号の薬剤を使いましょう。
まとめ!
ポイントをまとめると・・
- 根元が何cm伸びているか確認する
- 3cm以内なら仕上がりより1レベル下げる!
- 4cm以上伸びていたら、仕上がりと同じ番号を使う
カミトレドリルを添削していると
「根元が明るくなりすぎないように・・」
と、根本を2レベル以上暗くする方もいらっしゃいます。
もちろん薬剤設定は自由なのですが、明るくなりにくい髪質の場合にネモ暗になりやすい・・
お客様の髪質や希望に合わせてですが、感覚でなく的確なカラーをしてくださいね。
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